能登半島地震支援活動報告:2月26日(水)~3月1日(土)
2月26日(木)~3月1日(土)、HART関東と合同で、石川県輪島市門前町にてボランティア活動を行いました。門前町での活動は昨年11月6日以来となりました。今回と来月の活動をもって、門前町での支援活動は終了の予定です。
26日は三重から参加のスタッフが金沢に前泊し、27日午前にレンタカーを手配、東京を早朝出発したスタッフと合流しました。中能登町の拠点で器材を積み込んだ後、午後から門前総合支所で支援者支援を実施。また、昨年9月の豪雨災害の際にお世話になった門前公民館の蒲池氏、情報交換してきたJOCAの中田氏、門前の仮設店舗で営業している地元鍼灸師の谷氏を訪ね、来月で撤収することとこれまでのお礼を伝えました。
28日は七浦公民館で活動。
29日は拠点に器材を下ろした後、小松市の石川県鍼灸師会会長を訪ね、情報交換。その後、金沢に戻り、解散しました。
連休に降った雪の影響が懸念されましたが、道路は除雪されており、車での移動に支障はまったくありませんでした。拠点を管理をされている杉田氏が雪かきをしてくださったお陰で器材の積み下ろしもスムーズにできました。天候にも恵まれ、雨雪のない温かい日が続きました。
2月27日(木) 住民・支援者支援 会場:門前総合支所(輪島市門前町)
■活動受入先:輪島市門前総合支所地域振興課
■活動時間:13:30~16:30
■活動者:浜野浩一(鍼灸地域支援ネット、HART関東/鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師/東京都)、福森千晶(HART関東/鍼灸師/三重県)、杉田直木(HART関東/ロジ担当/東京都)
■受療者:8名(新患4名、再診4名)
■報告
輪島市門前総合支所にて11回目の活動。市職員・商工会職員、一般市民が受療されました。うちお一人は、スタッフが通りを歩いている時に、ビブスに書かれた“はりきゅうマッサージ”の文字を見て、「どこでやっているんですか?」と声をかけてこられた方でした。カゼが流行っていて、呼吸器症状のある方が数名おられました。受療された皆さまには、輪島市の開業鍼灸院の一覧と、輪島市のはり・きゅう・マッサージ助成券の案内をお渡ししました。
支所の前の通りは、公費解体が進み、更地が増えていました。解体が進むのはよいことですが、がらんとなった通りを見ると寂しいとおっしゃる地元の方もおられました。
2月28日(金) 住民支援 会場:七浦公民館(輪島市門前町)
■活動受入先:七浦公民館
■活動時間:9:00~20:00(休憩時間:11:30~12:30、14:30~15:00、17:00~18:30)
■活動者:浜野浩一(鍼灸地域支援ネット、HART関東/鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師/東京都)、福森千晶(HART関東/鍼灸師/三重県)、杉田直木(HART関東/ロジ担当/東京都)
■受療者:23名(新患5名、再診18名)
■報告
七浦公民館での14回目の活動。久しぶりの鍼灸指圧を皆さま楽しみにしてくださっていました。寒さ厳しい冬の間は外出する機会が減るようですが、公民館で開催される種々のイベントや支援団体による炊き出しに足を運んでいる、室内でも筋トレやストレッチを心がけている、お灸でセルフケアをしている、といったお声をうかがいました。
この日は自分たちの発明した器材(!)でピザの炊き出しを行っていた科学者・エンジニアの支援チームの皆さんも、支援者支援として施術を受けてくださいました。
今回の活動にあたり、門前総合支所の畠中様、現地情報を提供してくださったシャンティ国際ボランティア会の中井様、七浦公民館館長の升本様、拠点を提供くださっている杉田様に大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。
以上報告:鍼灸地域支援ネット 浜野浩一
2025年3月2日