能登半島地震支援活動報告:10月3日(木)~6日(日)
10月3日(木)~6日(日)、HART関東と合同で、石川県輪島市門前町にてボランティア活動を行いました。
9月21日から23日にかけて発生した豪雨被害で避難所が開設されて10日、被災者のニーズが高まっていることから急きょ予定外の活動を組むことにしました。
3日は移動日。
4日午前中、かなりの雨の中を中能登町の拠点から門前町まで移動。ところどころ片道通行になっていたり、土砂崩れ箇所の復旧工事が行われていたりしました。
輪島市社会福祉協議会門前支所に挨拶に寄り、情報交換。一般ボランティアの受入状況や、社協職員さんの勤務状況をうかがいました。
施術会場を訪ねてくださった避難生活中の毎日新聞・東氏と情報交換。孤立が解消された七浦地区に関する情報を教えていただきました。
門前総合支所の課長に、今回の豪雨被害で立ち上がっている本庁の医療保健調整本部の担当者を紹介していただき、村田氏(子育て健康課、保健師)に電話でご挨拶させていただきました。
活動終了後、門前公民館の主事にご挨拶と、明日の門前東小学校避難所での活動の打ち合わせをしていると、ちょうど支援物資のペットボトルが到着したため、搬入を手伝いました。
5日は門前東小学校避難所で活動後、七浦へ視察に行きました。川沿いの道からは驚くほど大量の流木が川岸に折り重なっているのが見えました。また、道路を横切って山からの水が川に流れ込んでいる箇所もありました。流木や土砂崩れで川の流れが変わってしまったため、そのようになっているそうです。七浦では、仮設住宅の横を流れている川が氾濫したため、河岸がえぐられ、河口の橋の先の道路が流されて通行不可になっていました。七浦にとどまって住民の世話を続けている公民館長と再会、水道の復旧はまだ先になるが、電気が昨日復旧したとのことで、次回は公民館での活動を再開できそうです。自宅にとどまっておられる住民が約100名おられるとのことなので、その方たちの一部でもケアできればと思います。
6日は拠点近くの天日陰比咩神社に参拝。ここは能登國二ノ宮で、二千年以上の歴史があるとのこと。続けて二度の災害に遭われた能登の皆さまの平安無事を祈念してまいりました。
10月4日(金) 支援者支援 会場:門前総合支所(輪島市門前町)
■活動受入先:輪島市門前総合支所地域振興課
■活動時間:10月4日(金)12:00~16:30
■活動者:浜野浩一(鍼灸地域支援ネット、HART関東/鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師/東京都)、石川晃(HART関東/鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師/神奈川県)
■受療者:1名(再診1名)
■報告
輪島市門前総合支所にて9回目の活動を行いました。9月27日に予定していた活動を、豪雨災害直後で職員の皆さまが多忙なため今回に延期したものですが、受療者は1名のみで、市職員・一般市民の受療はありませんでした。災害対応で職員の皆さんは依然ご多忙だったかもしれません。
10月5日(土) 避難者支援 会場:門前東小学校
■活動受入先:門前東小学校、門前公民館
■活動時間:10月5日(土)9:30~15:30(休憩時間:12:00~13:00)
■活動者:浜野浩一(鍼灸地域支援ネット、HART関東/鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師/東京都)、石川晃(HART関東/鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師/神奈川県)
■受療者:18名(新患9名、再診9名)
門前東小学校避難所での2回目の活動。前回同様、1階廊下にベッド2台を設置して施術を行いました。
この日は綿菓子やたこ焼きを提供する団体も入っておられ、皆さんうれしそうに舌鼓を打っておられました。
避難所生活が長期化してきているため、睡眠不足や食事の片よりなどで疲労がたまっている方がおられました。七浦地区へ行く道の一本が開通したため、自宅へ戻られた方もおられました。逆に避難所へ移ってこられた方もおられました。また、日中は自宅へ片付けに行き、夜は避難所で過ごされている方もおられました。
今回の活動にあたり、門前総合支所の畠中様、シャンティ国際ボランティア会の中井様、門前公民館の蒲池様、七浦公民館館長の升本様、拠点を提供くださっている杉田様に大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。
以上報告:浜野浩一
2024年10月7日
本活動は中央共同募金会様の赤い羽根「災害ボランティア・NPO 活動サポート募金」(ボラサポ)の助成を受けています。中央共同募金会様ならびに寄付をしてくださった皆さまに厚く御礼申し上げます。